なかなか内定が貰えず不安な人
「なかなか内定が貰えない。どの時期までに内定を貰うべきなのか知りたい。なぜ内定が貰えないのか分からない。エントリー企業は増やすべきなのかわからない。」
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
内定が貰えず不安!遅くとも内定を貰っておくべき【時期と対処法】について
内定がない時こそ押さえるべきポイント
- ①〆切 :どの時期までに内定を貰うべきか
- ②対処 :改善できることは何かあるか
- ③逃げ道:内定が貰えない場合、どうするか
この3つのポイントに沿って上からお話しします。
記事の信頼性
記事を書いている僕は、大手広告代理店に勤め、人事経験もある社会人。
就活時代は、コロナ禍ではありましたが6/10社から内定をいただけました。
それでは、さっそく見ていきましょう。
①〆切:どの時期までに内定を貰うべきか
内定を貰うべき時期は、「人それぞれ」が答えです。
早い遅いはあれど、そこに良し悪しはありません。
ただ、遅くとも「この時期までには内定を貰っておきたい!」という時期も存在します。
大前提、大学4年生の夏以降にも秋選考を行う企業もあるので、「夏頃までに1社以上は内定があると安心できるな」といったイメージで捉えていただくと良いかもしれません。
遅くとも「大学4年生の夏頃」までには内定を貰うべき理由
ここは断言しますが「良質な採用枠」は限られます。
※ここで言う「良質な採用枠」の定義は、単純に「ブラックではない・福利厚生が充実している・給与が高い」と定義します。
なぜ良質な採用枠は限られるの?
理由は単純、日本企業の約7割がブラック企業だから。
言い換えると、ホワイト企業は約3割であるということ。
人気な企業から採用枠が埋まりますから、当然良質な採用枠は早い時期に埋まります。
※引用:厚生労働省「「ブラック企業」ってどんな会社なの?」
「大学4年生の夏頃」以降の採用枠について
秋以降の選考について、正直「やばい枠」が多い傾向。
なぜなら、経団連が定める一般的な就活スケジュールに基づくと、多くの企業は大学3年生の3月から会社説明会を実施、6月から選考活動をスタートして7~8月にかけて内定出しを行います。また、上記スケジュールとは別で早期選考を実施している企業では、3月前から選考を実施し、6月頃までに内定出しを行います。
※早期内定者向けの選考スケジュールはこちらを参照!
そして大学4年生の夏頃、内定が出揃った複数の企業から1社へ入社意志を示し、就活を終わらせていきます。大学4年生の夏をゴールとする最大のメリットは、企業の選考活動が活発な時期に就活を進めることで、企業の選択肢を多く持てる点です。
逆を言えば、1番企業の選考活動が活発な時期であり、年間で最も学生が就活を行う中で余る枠というのは「やばい」と言えます。
これは肌感ですが、採用条件や労働環境が良くない枠が多い印象。
もちろん、ホワイト企業でも秋時期に一部追加で枠を用意する企業も一定数あるかとは思いますが、、
就活終了時期の設定に迷う時にはまず、大学4年生の夏を目標にスケジュールを組んでいくと良いでしょう。
②対処:改善できることは何かあるか
内定が貰えないとき、やるべきことは何か。
やるべきことは大きく3つです。
- 自己分析に一貫性があるか確認
- 面接練習は足りてるか確認
- エントリー数は適切か確認
自己分析に一貫性があるか確認
就活における合否は、おおよそ一貫性で決まります。
理由は、企業側が学生の話をもとに、その企業で活躍できる人材かをイメージし、その再現性の高さを評価するからです。
逆に言うと、それ以上でもそれ以下でもありません。
そのため、どれだけ話を盛ったとしても一貫性がない話は「嘘っぽい」「この会社では活躍できなそう」と思われてしまいます。
「ガクチカ・自己PR・弱み・就活の軸・志望動機」の全てに一貫性を持たせる必要がありますので、必ず事前に対策しておきましょう。
※具体的な一貫性の持たせ方についてはこちらを参照!
面接練習は足りてるか確認
自己分析がバッチリでも、面接で伝えられなければ意味がありません。
面接練習について、個人的なオススメは下記の流れでPDCAを回すことです。
想定質問集については、ネットを検索すれば様々載っていますが、実際に面接で聞かれたものも適宜追加しながら自分だけの「想定質問集」を作ってみましょう!
ちなみに、先日私のXでもよく聞かれる質問をまとめてみたので、興味あれば確認してみてください!
エントリー数は適切か確認
本選考におけるエントリー数は「7〜15社」が最適と言われています。
理由は2つあります。
- 全落ちリスクを回避すべく、ある程度のエントリー数を担保すべき
- とはいえ、各社、選考対策は必須
正直エントリー数については、個人の力量にも大きく左右されますが、全落ちリスクを回避しつつも、各社きちんと対策もできるエントリー数といった理由から、「7〜15社」程度のエントリー数を考えましょう。
全落ちが怖いからといって無闇にエントリーしまくると、かえって非効率だよ!
③逃げ道:内定が貰えない場合、どうするか
内定が貰えなかった場合のことも事前に想定しておきましょう。
できれば考えたくないことではありますが、事前に想定しておくとかえって安心して就活できますよ。
- 就活浪人 :もう一度就活に挑戦
- 大学院進学:学生期間の延長
- 海外留学 :語学習得で経験値を増やす
- 起業・独立:自ら会社を起こす
- フリーター:バイトから正社員採用を目指す
上記のように、就活がうまくいかなかった場合の逃げ道は意外と多くあります。
もちろん、お金と根性が必要になる選択肢もありますので、親への相談や慎重な検討が必須です。
また、「海外留学」や「起業・独立」という選択肢は、その後改めて就活に挑戦する場合、その経験を高く評価する企業も一定数存在するため、むしろ良い企業に就職できる可能性もあります。
しかし、この場合、新卒扱いではなく、第二新卒扱いになる点は要注意です。
ちなみに、私自身、就活に失敗した場合は「就活浪人としてもう一度就活に挑戦」しつつ、同時並行で起業することを決めていました。
今考えると浅はかだったと感じますが、当時はこの考えが非常に安心材料でした。
最後に
「内定が貰えず焦る」という経験は就活をしていれば多くの人が感じる不安です。(私もそうでした)
特に、早期選考においては採用枠が少ない一方で、優秀な学生が多く集まりやすい傾向であるため、相対的に選考通過率も低くなる傾向にあります。
より企業側の採用活動が活発になる、夏頃の本選考に向け、本日ご紹介した以下の対処法を実践してみましょう。
- 自己分析に一貫性があるか確認
- 面接練習は足りてるか確認
- エントリー数は適切か確認
皆さんの就職活動が成功することを願っております。
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