25卒学生です。
私は、面接のような緊張する場では、即興で話をすることに強い不安感を感じます。
理由は、話す内容が飛んでしまったり、全く話に一貫性がないことを話してしまう気がするからです。
ネット上では、暗記は絶対ダメという人が大半な気がしますが、丸暗記は本当にダメなのでしょうか?
今回は、こちらの質問にご回答いたします。
面接での回答を暗記するのか、その場で即興で話すかは、詰まるところ「学生個人の性格次第」なのかもしれません。
しかし、当記事では丸暗記こそが選考通過率を格段に上げる面接対策であることの理由を解説します。
以降、順にお話ししていきます。
当記事の筆者について
僕自身、就活活動における面接は全て丸暗記でした。
結果、6/10社から内定を頂き、現在では大手広告代理店に勤めています。
今回は、自身の経験なども踏まえて、頂いた質問にご回答していければと思います。
就活面接で丸暗記をするメリット
1. 説得力と納得感のある回答ができる
丸暗記をすることで、説得力と納得感のある回答ができます。
というのも、丸暗記をするには、面接で質問されるであろう質問を事前に想定し、回答を準備しておく必要があります。
そのため、あらかじめ面接官の評価基準をクリアできるような内容や文章構成を言語化し、繰り返しチェックすることで、改善していくことが可能です。
どのように回答すれば、面接官に上手にアピールできるのか。自己分析とズレた内容になっていないか等、事前にチェックしよう。
その結果、本番では、これまでの話や自己分析結果とズレのない、一貫性のある回答をすることができるのです。
※なお、自己分析に一貫性を持たせるための考え方/方法についてもまとめているので、是非参考にしてみてくださいね!
2. 地頭の強さをアピールできる
「1. 説得力と納得感のある回答ができる」との話とも繋がりますが、面接官の質問や深堀に対して、要点を抑えてロジカルに回答できる学生は滅多にいません。
もちろん、「優秀な学生=スラスラ話せる学生」というわけではありません。
しかし、質問に対し、自己分析と一貫性を持たせながら、要点を抑え端的に回答する能力は、社会人に必要不可欠な能力であり、地頭の良さが求められます。
言うまでもなく、可能性採用である就活面接での場では非常に高評価となります。
質問に対する回答を事前に丸暗記することで、あらかじめ用意した原稿に従い、要点を抑え端的に回答することができます。
いわゆる、「あとは引き出しから出すだけ」の状態を作ることができるのです。
3. 入社熱意が伝わりやすい
面接官の質問に対して、即興で答える際、ガクチカや自己PRはスラスラ話せるのに、別の角度からの質問に対しては、多くの学生が口籠もります。
理由は単純、想定していなかったからです。
想定をしていない質問に対する回答をその場で考えながら話すという作業は非常に困難であり、面接官からすると自信がない学生(≒入社熱意を感じにくい学生)といった印象を持たれてしまいがちです。
そのため、事前に様々な角度からの質問を想定し、それに対する回答を準備/暗記することで、自信を持って回答することができます。
自信を持った回答は、面接官に好意的な印象を植え付けます。結果、入社熱意が伝わりやすくなります。
4. 圧倒的な深堀対策に繋がる
前述の通り、丸暗記を行うには、一度「言語化」をする作業が必要となります。
また、就活面接を丸暗記で行うには、想定される全質問に対する回答を事前に準備しておくことが求められます。
自己PRはスラスラ話せても、少し深堀りされると全く回答できなければ意味がないからね
俗に言うガクチカや自己PRといった「頻出質問」だけではなく、それをもとに面接官から深掘りされそうな質問に対する回答も事前に洗い出し、回答を準備しておきましょう。
こういった準備をすることで、単に暗記のための準備をするのではなく、深堀対策も同時に行うことができます。
就活面接で丸暗記をする際の要注意点
面接を丸暗記でするメリットは非常に大きいですが、メリットを享受するには、以下の2つの注意点を認識しておく必要があります。
1. 圧倒的な反復練習が必要
実際の面接現場で丸暗記した内容を話すときに一番気をつけるべきことは、「あくまで自然に話すこと」です。
決して、「こいつ暗記した内容を話してるな?」と面接官に悟られてはいけません。
なぜなら、丸暗記をするメリットは非常に大きいですが、丸暗記であるとバレた瞬間に、納得感のある内容であったとしても、柔軟性や地頭の良さという点で面接官にはマイナスな印象を持たれてしまうからです。
少し馬鹿げているかもしれませんが、実際に口に出して練習し、自然に話せるようになるまで何度も反復して練習しましょう。
【筆者推奨】自然に暗記した内容を話せるようになる工夫
私自身が就活生の時に丸暗記を丸暗記に見せないための練習方法をご紹介します。
結論、「自分が話している姿を録画し、自然に話せているかを確認すること」が最も近道です。
理由は単純、自分が話している姿を、面接官の視点に立って冷静に確認することで、自分の話し方の特徴や弱点を知り、修正することができるからです。
録画している姿を見られるのは恥ずかしいと思うので、誰もいない自分の部屋や、車の中で練習するのがオススメです!
ちなみに私はパソコンで自分の姿を録画していましたが、中でもDUスクリーンレコーダーというアプリを愛用していました!
※アフィリエイトではないので、安心してご利用ください笑
2. 徹底的な想定質問の洗い出しと回答準備は必須
「こいつ暗記した内容を話してるな?」と面接官に悟られないため、1つでも回答を丸暗記するのであれば、全ての回答を丸暗記し、回答方法と水準を揃えましょう。
頻出質問はスラスラと堂々と答えられても、少し深堀を質問にアタフタしては元も子もありません。
全ての回答を丸暗記するには、言うまでもなく、面接での全ての質問を事前に想定し、回答準備をしておく必要があります。
頻出質問を軸に、そこから派生して考えれらる質問を自分なりに想定し、自己分析などと乖離しない回答を準備します。
もちろん、実際に面接で聞かれる質問を、あらかじめ全て予測することは不可能です。
面接官によっては、全く脈絡のない突飛な質問をしてくるかもしれません。
突飛な質問に対して口籠もってしまうことは、面接官も想定範囲内であり、誰しもが回答に困るはずです。
そういった質問に対しては、自分なりにきちんと向き合い真摯に回答すれば全く問題ありません。
あくまで自分なりに、頻出質問から派生した範囲で想定できる深堀対策を行いましょう。
自分なりに想定質問を洗い出す際のコツは「なぜ?なぜ?」と深掘りを繰り返すことです。
例えば、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)から想定される深掘り質問の例は以下になります。
- その中での自分の役割は何か。
- そもそもなぜ、それを始めたのか。
- なぜ、それを頑張ることができたのか。
▶︎モチベーションの根源が何か - 困難や障壁に感じたことは何か。
- 自分なりに独自性を出したことは何か。
上記はあくまで、一例となりますが、このように想定される質問を一通り洗い出し、1つづつ回答を準備していきましょう。
もちろん、実際に面接を受けてみて、準備が抜け落ちていた質問を随時追加していくこともオススメです。
まとめ
以上、本日は面接は丸暗記こそが選考通過率を格段に上げる秘訣であることを解説しました。
就活面接で丸暗記をするメリットは以下の4つ。
しかし、上記4つのメリットを享受するには、以下2つの注意点を理解し、きちんと対策しておくことが必須です。
面接対策は「丸暗記ではなく、即興で臨機応変に対応するべき」といった情報が巷に溢れかえっていることもあり、面接対策を怠ってしまう学生も多いですが、志望企業から内定を貰う確率を高めたいのであれば、少し泥臭いですが、こういった対策は必須だと感じています。
私自身、早期内定者として6/10社から内定を頂きましたが、選考通過率を高めることができた1番の理由は、本日お話しした対策を徹底的に行ったことが勝因だったと考えています。
就活が佳境を迎える前に、今一度自分の面接対策を振り返ってみましょう。
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