こんにちは、りょうちんです。
あなたは周りからどんな人だと言われることが多いですか?
今回は、こちらの質問にご回答いたします。
当記事の筆者について
就活生当時、大袈裟に言って面接対策に命を掛けていました。
結果、6/10社から内定を頂き、現在では大手広告代理店に勤めています。
現在は、就活生や転職希望者と、”人事側”で関わらせて頂く機会も多々あることから、今回は「就活生と人事」両方の視点を踏まえて記事を書いていきたいと思います。
「周りからどんな人だと言われるか」という質問の意図
「周りからどんな人と言われるか」という質問は、就活や転職面接における一次面接や二次面接でよく聞かれます。
企業側がこの質問をする意図としては以下の3つです。
- 自己分析と乖離していないかを確認するため
- 社風と合っているか、会社で活躍できそうかを判断するため
質問の意図を知って、万全の準備を!
もう少し具体的に意図を解説します。
1. 自己分析と乖離していないかを確認するため
就活や転職面接は、言うなれば「セルフプロデュース」の場とも言えるでしょう。
自分自身を客観的に評価し、魅力的に伝えることが求められます。
面接官は人を見定めるプロフェッショナルです。
学生や転職者のエントリーシート(ES)や話し方、立ち振る舞い、グループワークなど、それまでに企業側に提出している全ての判断材料をもとに、既にその人がおおよそどういった人で、どういった強みを持っているのかをイメージしているはずです。
そのため、自己分析が不十分だと、自身のアピール内容と周りの人が捉えた本人の特徴にずれが生じるケースがあります。
例えば、自己PRや長所では「気づいたらすぐ行動する」と伝えたのに、「周りからはマイペースと言われる」と回答すると、企業側としては「どちらが正しいのか」と判断に困ります。
結果、学生や転職者の発言に信憑性がなくなり、選考が通りにくくなります。
自己分析は発言の一貫性がとても重要!
今一度、「自分の自己分析を見直したい」、「自己分析に一貫性を持たせたい」という人はこちらの記事も参考にしてみてください。
2. 社風と合っているか、会社で活躍できそうかを判断するため
企業側は「周りからどんな人と言われるか」の回答を通して、学生の「物事の捉え方や考え方」「仕事との向き合い方」などをイメージします。
これは、学生や転職者が、その業界や企業文化に適しているかを確認するためです。
前述のように、自己分析と発言に一貫性を持たせることも重要ですが、その業界/その企業が求めている人物像との一致も重要な要素と言えるのです。
例えば、自ら積極的に仕事を生み出す人材を求める会社に、「物事を計画的に単調にこなすのが好き」という人材は合わないかもしれません。
企業側としては、採用した後に長期間働いて欲しいわけですから、早期離職を避けるためにもこういった企業との相性も見極めておきたいポイントとなるのです。
余談ですが、近年の大卒3年以内の離職率は3割以上と高くなっており、採用後の社員定着率を高める企業の動きは今後も活発になりそうですね。
「周りからどんな人だと言われるか」への回答ポイント
「周りからどんな人と言われるか」を回答する際、絶対押さえておくべきポイントは以下の3つです。
- 自己分析と一貫性があり、強みをアピールできる内容にする
- 業界や企業が求める人物像に限りなく寄せる
- 経験談で裏付けする
順にご説明していきます。
1. 自己分析と一貫性があり、強みをアピールできる内容にする
再度、就活や転職面接は、言うなれば「セルフプロデュース」の場です。
そのため、「周りからどんな人と言われるか」の回答はもちろん、ネガティブな内容はNGです。
自分の強みや長所をアピールできる内容にしましょう。
2. 業界や企業が求める人物像に限りなく寄せる
周りからの評価や自分の強みは1つではなく、大小あれど、いくつかあるはずです。
そのなかから志望する業界・企業に合うものを回答することが大切です。
例えば、自ら積極的に仕事を生み出す人材を求める会社の選考に、「物事を計画的に単調にこなすのが得意」といったアピールは、社風に合わないと判断される可能性が高いです。
嘘をつくことはありませんが、回答方法はあくまで選考を突破するためのモノとして捉え、企業の求める人物像に寄せると良いでしょう。
ちなみに、まずは内定が欲しかった僕はかなり嘘をついた記憶があります笑
ある程度はずる賢さも大切なのかもしれません。
3. 経験談で裏付けする
「周りからどんな人と言われるか」の質問の後は、回答した内容に対して、深掘りした質問をされることが考えられます。
例えば、「当事者意識が強いと言われることが多い」と回答した場合、「そう言われるに至った経験は?」「その能力はどうやって培われた?」などと聞かれることが多いです。
経験談をもとに、自分のアピールポイントを裏付けすることができれば、入社後の再現性の高さをアピールすることができます。
「周りからどんな人だと言われるか」への回答例
「周りからどんな人と言われるか」を回答するときには、以下の例を参考に作ってみましょう。
「周りからどんな人と言われるか」回答例文
実際の面接シーンに合わせてご紹介します。
※面接において、余計なことをダラダラ話さず、端的に回答することはとても重要です。
前述の通り、まずは結論ファースト、謙遜の意味を込め、ネガティブな口調で回答します。
結論を伝えた後は、「心配しすぎ」に対する自分なりの解釈を伝えることで、面接官と言葉の定義を共有し、その後、一見弱みとも取れる「心配しすぎ」という言葉を、強みとして言い換えるため補足説明を付け加えます。
面接官と言葉の定義を共有することはとても重要です。例えば、行動力という言葉には、「すぐに行動できる」「目標設定をし、計画的に物事に取り組める」など様々な解釈があルからね!
実際に他者から感謝されたエピソードや、自分の特徴が成果に繋がったエピソードを添えると、回答内容に説得力が加わります。
また、最後は、周囲の評価を入社後にどう活かしていくかを伝えましょう。入社後に結びつけることで、企業側が入社後の働いている姿や活躍度を想像しやすくなります。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
面接における1つの質問の対策でもこれだけ準備が必要ということに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、就活や転職面接において、重要なのは「発言の一貫性」です。
1つ1つの質問に対して念入りに準備する心意気も素晴らしいですが、「自分の過去の経験は何か、どういった強みを持っていて、今後どうなっていきたいか」という一連のストーリーに筋道を立てることさえ出来れば、今回ご紹介した考え方などは一瞬で対策可能なものなのかもしれませんね。
まずは、自分の原体験から未来に向けて一本の道筋を作ることが大事なんだ!
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